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校長室より
校長あいさつ
令和4年度より小城中学校校長になりました 吉田 聖 と申します。私自身、本校が母校であり、大変嬉しく感慨深いものを 感じています。どうぞよろしくお願いします。
本校では、本年度の学校教育目標を
「自他を認め合い、共に学び続ける生徒の育成」
としました。令和4年度に引き続き令和5年度も同じ学校教育目標を掲げています。昨年の成果と課題を検証しつつ、更に目標に向けて努力を続けていきます。
〇「自他を認める」 自分と違うことを認識して認め合い、「多様性を尊重する」という考え方です。お互いの助け合いを前提とした社会を作るには、お互いを認め合う土壌・雰囲気がなければなりません。 違いを認め合わず、お互いを助け合うことはできません。 そこで、違いを認め合う「多様性の尊重」が必要になります。「多様性の尊重」は、これからの社会を考える上で、極めて重要な価値観だと思います。
〇「共に学び続ける」 これからは予測不可能な激動の時代だと言われます。新しい時代は、society5.0と言われIoTやAIなどの最新テクノロジー を活用した便利な社会を目指していこうとしています。GIGAスクール構想によるICTの利活用も重要な課題です。常に変化 がありその変化に対応していかなければいけません。学習指導要領にもあるように、 ・実際の社会や生活で生きて働く《知識及び技能》 ・未知の状況にも対応できる《思考力、判断力、表現力など》 ・学んだことを人生や社会に活かそうとする《学びに向かう力、人間性など》 これらを身に付けていかなければなりません。また、「共に」とは、生徒のみでなく、教職員や保護者・地域も一緒になって学ぶ 必要があると考えます。「共育」という人もいます。そして「学び続ける」ことが大切です。受験が終われば終わり、就職すれば 終わりではなく、社会の変化に対応して学び続けなければ、より良く生きることができません。
そこで、本年度は学校教育目標の実現に向けて ◎進路保障を念頭に確かな学力を身につけ主体的に「なりたい自分」に近づける学習指導を実践します。 ◎人権・同和教育、道徳教育、学級活動等を更に充実させ、自他を認めより良い支持的風土のある集団作り目指します。 ◎「雑談」を通して、気軽に情報交換をし、明るく前向きな職場を目指します。 これらを実践することで、「生徒が学ぶ喜びや意欲の高まりを実感できる学校」「生徒、保護者、地域から信頼される学校」 「安全、安心して過ごせる学校」を目指し、「この学校で学んでよかった」と思えるように頑張っていきたいと考えています。
本校には、長く受け継がれてきた「進取 徹底 明朗」という校訓があります。 進取:正しいことを進んでやり抜く 徹底:他人と協力し最後まで仕事をやりぬく 明朗:健康で思いやりのある心
これからの先行き不透明な社会をたくましく生き抜くうえで、この校訓は不易の教えといえます。この校訓に基づきながら、 教育目標の実現に向け、教職員一同、全力で教育活動に邁進していきたいと考えています。学校、家庭、地域がそれぞれの役割を 果たしながら、協力し連携し合っていくことによって、小城中校区が子どもたちにとって最良の「育ちの場」として更に充実して いくものと考えます。保護者の皆様、地域の皆様、そして関係機関の皆様、この実現に向けてどうぞ御理解、御支援をお願いたします。
小城市立小城中学校 校長 吉田 聖