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校長室より

 4月から桜岡小学校の校長として勤務することになりました陣内 剛(じんのうちつよし)です。よろしくお願いいたします。

 桜岡小学校は、緑豊かな小城公園の東に隣接し、今から約200年前の1787年(天明7年)に「興譲館」という小城藩の藩校として生まれました。「興譲館」という名前は「人や互いに譲り合う心を大切にしよう」という思いから名づけられました。建物は、現在の体育館辺りにありました。その頃から毎年色鮮やかに咲き誇る梅の木は、今も校門近くにあり、元気に登校してくる子ども達を励ましています。1873年(明治6年)11月に、興譲館から桜岡小学校と名前が変わりました。桜岡小学校ができて、まもなく150年になります。その間、地域の方々や歴代の学校長により、この歴史と伝統が脈々と引き継がれたおかげで、今日の桜岡小学校があると考えています。
 これらを踏まえたうえで、さらなる充実と発展を目指して学校経営に努めなればならないと肝に銘じています。

 さて、これからの時代を生き抜く力を子どもたちに育てるためには、自分のよさを知り、自分で考え、自分で決めていく力や自分から積極的に行動する力が必要です。その原動力の一つとなるのは、いわゆる「自己有用感」だと考えています。「自己有用感」とは、「人の役に立った」「人から認められた」など、他者との関係を肯定的に受け止めることで得られる気持ちです。 桜岡小学校では、行事や学習を通して、子どもたちが認められる場面をたくさん作ってきたいと考えています。そのことにより、「人と関わるコミュニケーション力」を培い、よりよい人間関係を作り出し、一人一人の子ども達の意欲をさらに高めていきたいと考えています。

 本校には、「や」「か」「た」という合言葉があります。「や」「か」「た」は、「やさしい子ども」「かしこい子ども」「たくましい子ども」という徳・知・体につながる目指す子どもの姿であり、自分で決めたことを「やってみよう」、その時しっかりと「かんがえよう」、そしてみんなで「たかめあおう」という目指す姿に向かう方法でもあります。また、学校職員は、「や」「か」「た」で、それぞれプロジェクトチームを組み、各種教育活動の充実に取り組んでいます。
 このようにして、令和2年度の学校目標「徳・知・体のバランスのとれた質の高い桜っ子の育成 ― 桜岡の「や」「か」「た」づくり ―」に向けて、学校づくりを進めていきたいと考えています。

 しかし、赴任早々、新型コロナウイルス感染症の防止に向けた取組みに着手する必要がありました。これまで、4月に当然のように行われてきた学校行事の見直しから私の仕事が始まりました。見直した行事の中には、子どもたちはもちろんのこと、保護者の方や地域の方と結びついていくための大切な取組みも含まれています。年度早々の行事の見直しは、学校にとって大きな痛手でもありますが、すべては子どもたちの安全のためだと考えています。

いずれにしても、様々な面において、保護者、地域の方々には、ご協力を願うことになるかと思います。何卒、よろしくお願いいたします。



小城市立桜岡小学校 校長 陣内 剛