ページトップへ

TOP > 校長室より

校長室より

 学校教育目標 「自らを友達を大切にし、未来に向けて花開こうとする桜っ子の育成」

 令和5年度4月に桜岡小学校に赴任しました、校長の野田 経代(のだ つねよ)と申します。

石碑

 桜岡小学校は、とても歴史のある学校で、今から約200年前、興譲館という藩校として生まれました。興譲館という名前は「人や、互いに譲り合う心を大切にしよう」という思いから名付けられました。 また、学校のまわりは、昔、城下町として栄えたところで、自然環境にも恵まれていました。現在も緑豊かな小城公園がすぐそばにあり、人々の心を癒やしてくれる場所となっています。 この小城公園一帯は、当初娑婆岡(さばおか)と言われていましたが、初代小城藩主 鍋島元茂(もとしげ)・二代 直能(なおよし)が小さな丘に多くの桜を植え、後に桜岡と名前がつけられたそうです。

  そして、1873年11月、興譲館にかわり新しい制度の下、桜岡小学校が開校されました。それから150年、今年度はちょうど節目の年を迎えました。これまで、地域の方々の支えと、 歴代の学校長、教職員により、この歴史と伝統が脈々と引き継がれてきたおかげで、現在の桜岡小学校があると思われます。このことを十分に踏まえ、さらなる充実と発展を目指し、学校経営に努めて参ります。

校舎と桜

 ここ数年の新型コロナ感染症の影響はまだ続きそうですが、「めまぐるしく変化する時代を生き抜く力」を育てるためにも、子どもたちには、自分で考え、決め、実行する力や、挑戦しよう、やってみようとする意欲が大切になってきます。 また、そのベースになるのは「自分にはいいところがある」「自分は人の役にたった」「人に認められた」といった気持ち【自己有用感】であると考えます。自己有用感は相手の存在なしには生まれてこない感情といわれます。

 学校生活の中で、また年間を通した学校行事や学習活動の中で、子ども達が認められる場を意図的に作り、また、保護者の皆様や地域の方々にも褒めていただけるよう繋いでいきながら、子ども達にいろいろなところで「自己有用感」を 感じさせたいと考えます。そうした活動を通して、よりより人間関係を築きながら「友達も自分も大切な存在である」と実感させたいと考えます。

 そして将来、社会の中で自分だけの花を咲かせることができるよう、子ども達に「日々の努力を大切に積み重ねていこう」と伝え続けていきます。

 保護者の皆様、地域の皆様には様々なことで ご協力をお願いすることと思います。  お力添えいただきますよう どうぞよろしくお願いいたします。



学校経営計画